私のアーティスト活動は、ごく幼い頃、憶えている限りでは、2歳半からスタートしました。母は、4歳の私が描いた、一匹の魚が海の中を覗き込んでいる絵を捨てずにとっておいてくれたのですが、おかげで、その絵はいまも私のところにあります。
 成長するにつれて、昆虫や動物やSFの一場面の絵を数多く描くようになり、高校に入ると、私の絵の対象は何百にもふくれあがりました。17歳でニューヨーク市に住むようになった私は、それ以来、いつも小さなスケッチ帳を持ち歩くようになりました。私は、これまでに何百冊ものスケッチ帳を何千ものイメージで埋め尽くし、それをもとに絵を描き、また、次々に溢れ出てくる想像の世界を絵にしてきました。この方法は、いまでも変わりません。私は、心の中に見つけた場所-そこは、現実と記憶と想像、そして夢の世界とが出逢う場所なのですが-を絵に描きます。心が見た物を、見えたままに描く。描いている最中、心に溢れ出た多くの想いは、みんな、絵のどこかしらにかき留められています。
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